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カラフルな水槽

「相模川ふれあい科学館アクアリウムさがみはら」で癒されよう

概要について

「相模川ふれあい科学館アクアリウムさがみはら」は1987年(昭和62年)11月15日に「相模川ふれあい科学館」として、開館しました。
そのコンセプトは相模川に住む生き物に関する研究、川を利用するための科学、技術を広く人々に伝えるということで、展示が中心だったのですが、2014年(平成26年)にリニューアルオープンした時は地域の人々と川はどのようなつながりがあるか、環境保護はどのようにしているか等、人と川との交流という視点も付け加えた様です。
以来、「相模川に集結し、心を寄せ合い、仲良く様々なことを勉強する仲間たちが集まる場所」というのがこちらの科学館の新たなコンセプトとなりました。

リニューアルして「アクアリウムさがみはら」という愛称が付け加えられて、現在の「相模川ふれあい科学館アクアリウムさがみはら」となったのです。
淡水魚や両生類・水生昆虫等をアピールするためで、水族館としての役割も担っているということを人々に知らしめたのでした。
そして、そのロゴは相模川のシンボルとして名高いアユが、相模川をすいすい泳ぐ様をイメージしているかわいらしいものです。
実は相模川はかつて「鮎川」と言われるほど鮎がよく獲れ、現在でも鮎の漁獲高が日本全国で上位になっています。

飼育している生き物

こちらの科学館で飼育している生き物は、相模川に生息する多種多様な生き物ですが、その一例をご案内しましょう。
こちらには生命ゾーンというエリアがあり、タナゴ水槽、両生類水槽、坂道お魚観察水槽、お魚ぬりえに分かれています。

タナゴ水槽はその名のとおり、タナゴの水槽でミヤコタナゴという国の天然記念物に指定されているめずらしいタナゴや巷では生息していないような希な種類の数々の魚が生息しています。
こういった生物はワンドという水生生物の生育に適した川の流れの激しい箇所と繋がっている池のような地形に生息していた生物なので、飼育するのにも色々と工夫が必要でしょう。

両生類水槽は生息状況に合わせたデザインがみどころで、オオサンショウウオという世界最大と言われる両生類や森にすむカエルとして有名なモリアオガエル等が紹介されています。
そして、ドーナツ型の水槽が面白い坂道お魚観察水槽では、魚が卵を産んだり、成長していくたびに川の流れを上って行く様子がよくわかるようになっているのです。
ドーナツの形なので、全方位からの観察も可能ですし、円の内部からも観察できるので、あらゆる角度から見られて楽しいでしょう。
その他にタッチパネルで色を塗るお魚ぬりえもあります。

ワークショップ・ミニトークもある

こちらでは、ワークショップもさかんで、ものづくりのワークショップは毎日、開催しています。
身近な材料を使ってできる楽しい工作を小学生や未就学児を対象に教えてくれたり、一般の人向けや団体向けのプログラムもあるようです。

飼育員によるミニトークも毎日、行われていますので、質問をしながら生き物の魅力を沢山聞けます。
特に家で、生き物を飼っているという人にとっては良い参考になるでしょう。