鎌倉は見所がたくさん
鎌倉は決して大きな街ではないですが、見所がたくさんあるために計画的に回らなければ一日で見たいところが全て巡れないことになってしまいます。
そこで、しっかりと事前に計画をしてある程度見学場所を絞ってコースを策定しておくことが重要です。
そこで、ここでは鎌倉の散策コースとしても少し変わったコースを紹介していきます。
杉本寺から朝夷奈切通しを見学するルートです。
自然豊かなコースですから歩いていてリフレッシュになること間違いなしです。
杉本寺とは
杉本寺は鎌倉にたくさんある寺院の中では決して有名なものとは言えません。
しかし、訪れた多くの人がその美しさに驚くものですし、歴史もあるお寺です。
杉本寺は天平7年、西暦でいうと734年に創建されており、鎌倉でも最古のお寺と言われています。
このお寺でいちばんの見所は石段です。
美しい緑色の苔の石段は風情があり撮影スポットとしても人気を集めています。
ただし、この石段は苔がびっしりとついているために滑りやすく実際に登ることはできません。
そのため、拝観者用に別の階段がありますから本堂へはそちらを利用して向かいます。
この杉本寺は竹の寺として知られている報国寺の近くにあります。
そのため時間に余裕がある場合には報国寺と一緒に訪れるのがお勧めです。
朝夷奈切通し
鎌倉には切通しという山や丘を掘削して作った道があります。
トンネルの技術が発達した明治時代以降は見られませんが、それまではこれが難所に道路を作る手段でした。
そのため、鎌倉時代に都のあった鎌倉界隈では切通しが多く見られます。
この朝夷奈切通しは鎌倉七切通しの一つであり国の指定史跡にもなっています。
歩くと長くなりますが、十二社神社から切通しを目指すのも一つのルートですし、歩くのが不安という人はバスで朝比奈バス停まで行くことも可能です。
鎌倉といえば寺社仏閣巡りが多くの人の選ぶコースです。
しかし、ハイキングコースも多くあり、このような朝夷奈切通しをはじめとした切通しを通るのは当時の人たちの苦労を知ることができて普段とは違った鎌倉の楽しみ方ができます。
杉本寺と朝夷奈切通しを訪れる際に一緒に訪れたい場所
杉本寺と朝夷切通しを訪れる際には、その近くにある寺社も訪れるのがおすすめルートです。
一日しっかりと歩きたいという場合には朝夷切通しを中心としたハイキングコースを巡り、駅の近くにある杉本寺や報国寺、浄妙寺といったお寺を巡るということもできます。
全て歩いて回るのが大変という場合には、行きに朝夷切通しの近くまでバスで行くようにしたり、帰りに十二所神社までは歩いて残りはバスで帰ったりということもできます。
無理なく回ることができるよう、適宜バスでの移動を入れるようにすることが望ましいです。