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あじさい

鎌倉歩きのおすすめコース‐円覚寺→建長寺編

北鎌倉の魅力

北鎌倉は鎌倉五山のうち建長、円覚、浄智の3つが集まる場所です。
紫陽花の有名な明月院や梅や菖蒲の東慶寺もあり、季節ごとに色々な景色を楽しむことができます。

鎌倉散策というとどうしても多くの人が鎌倉駅近郊に集まりがちです。
北鎌倉はマイナーで寂れたイメージを持っている人も少なくありません。
しかし、実際には名所も多くありますしカフェや飲食店も増えており楽しめるスポットが増えています。

そこで、ここでは北鎌倉散策でも特にオススメな円覚寺→建長寺編の散策コースを紹介していきます。
王道とも言えるコースですからぜひ北鎌倉散策をする際には参考にしてください。

円覚寺とは

円覚寺は北鎌倉駅そばにあるお寺です。
この名前は寺院建立を行った時、大乗経典の「円覚経」が出土したことに由来していると言われています。
そのため、間違われがちですが「えんかくじ」ではなく「えんがくじ」が正しい発音です。

この円覚寺は文永・弘安の役での両軍の戦死者を弔うために8代執権であった北条時宗が創建したと言われています。
国宝級の文化財があるだけでなく、四季折々の花を楽しむこともできるのが見所です。

円覚寺に訪れたら必ず確認したい場所がいくつかあります。
まずは三門です。
これは夏目漱石の「門」の舞台にもなったと言われている立派な佇まいであり、三解脱の象徴と言われています。

次に洪鐘(おおがね)は国宝でもあり関東で一番大きいと言われています。
北条時貞の寄進によるものと言われており、2メートルを超える大きさです。

建長寺とは

建長寺は、神奈川県鎌倉市山ノ内にある禅宗の臨済宗建長寺派の大本山でもあるお寺です。
けんちん汁の由来としても知られています。

建長寺の見所は法堂、唐門、庭園といった場所がありますがせっかくならぜひ体験したいのが坐禅です。
坐禅は日本でもいくつかの寺社で行われていますが、関東で最も由緒正しい場所が建長寺です。
坐禅が行われるのは仏教の中でも臨済宗か曹洞宗なのですが、建長寺は臨済宗の総本山であり、歴史のある格式高い寺院なのです。

本格的な体験としては宿泊しての坐禅会ですが、それが難しいという人は毎週金曜土曜の夕方から行われている坐禅会がオススメです。
拝観料以外には特に料金がかかりませんし申し込みも不要ですから気軽に体験することができます。

建長寺と円覚寺の散策

建長寺も円覚寺も北鎌倉駅にほど近く、どちらもゆっくりと拝観したとしても2時間から3時間で散策することができます。
そのため、せっかくならば周辺にある東慶寺や明月院といったお寺も散策するのがおすすめコールです。

近隣には色々なカフェや飲食店もありますから、途中に休憩を挟みながら歩けば半日かけてゆったりと散策することもできます。
一日しっかりと歩こうと思えばハイキングコースを巡ったり、鎌倉駅まで歩いたりといったことも楽しみ方の一つです。
全てを歩かなくてもバスでの移動もできますから、自分の体力とスケジュールに応じてコースを組んでみましょう。